保険でできる白い奥歯
保険診療内で奥歯の大きな虫歯の治療を行う際、虫歯を削った患部には金属でできた被せ物(いわゆる銀歯)をかぶせるのが普通です。しかし、条件さえあえば、保険の範囲内で審美的な白い被せ物をつけることも可能です。
セレックという機器を用いて白い歯を製作します。
どのような場合に白い奥歯をいれられるの?
前から4番目と5番目の歯
上顎・下顎の、前から4番目の歯(第一小臼歯)と5番目の歯(第二小臼歯)で、詰め物ではなく被せ物を入れる際に保険診療内で白い歯をいれることができます。
被せ物の素材は、レジン系材料に限られます。
保険診療内で白い被せ物を取り付けることができます。
前から6番目の歯
上顎・下顎の、前から6番目の歯(第一大臼歯)の場合、金属アレルギーの方のみ、保険診療内で白い歯を入れることができます。
治療に際しては、皮膚科の医師などからの診断書が必要となります。
保険の白い歯の良い点・悪い点
良い点
保険治療の範囲内で、奥歯に銀歯でなく白い歯をいれることができます。
金属アレルギーの心配がない。
最短でその日のうちに白い歯をいれられる。
悪い点
白い歯を入れられる場所が限られます(前から4、5番目の歯。金属アレルギーの場合は6番目も対象)。
素材となるレジンは、時間とともに着色が目立つようになり、審美性が下がってきます。
詰め物は対象外。被せ物のみが対象となります。
ブリッジは適用外。